漆黒スタートと黄金スタート、FF14の「当たり前」が全然違う件

漆黒スタートと黄金スタート、FF14の「当たり前」が全然違う件

この記事のポイント
  • 非公式調査ではアクティブプレイヤーの約半数が漆黒スタートとされており、FF14の一大勢力を形成している
  • 漆黒スタート勢は「暁月の品薄」「コロナ禍でずっとFF14」など、独自の通過儀礼を経ている
  • スタート時期が違っても「FF14が好き」という点は変わらない——それがこのゲームのすごいところ

※この記事はメインストーリーの時系列(どの拡張からFF14を始めたか)に軽く触れています。ネタバレには配慮していますが、各拡張の存在自体は前提として書いています。

FF14のプレイヤーには「何の拡張から始めたか」という、ある種の履歴書みたいなものがある。旧版から遊んでいる生粋の古参、新生エオルゼアから入った第一世代、蒼天・紅蓮世代——そして圧倒的な規模で存在する「漆黒世代」と、最近増えている「黄金世代」。

スタート時期が違うと、FF14の「当たり前」が根本的に違う。それが面白いし、たまに話が噛み合わなくてガハハってなる。

漆黒スタートがここまで多いのはなぜか

2021年9月に実施された非公式のLodestone調査(※プレイヤーによる調査であり公式データではない)によると、アクティブキャラクターのゲーム開始時期の内訳は「漆黒のヴィランズ:約50%」という数字が出ている。アクティブプレイヤーの約半数が漆黒スタートという、ちょっとびっくりする結果だ。

背景にあるのは、漆黒のヴィランズ(2019年7月発売)のメインストーリーの評価の高さ。プレイヤーコミュニティから「歴代FFシリーズ最高傑作クラス」と評されるほどの完成度で、2021年頃には海外の有名配信者が相次いで参入。北米プレイヤー数が急増したことで、世界中からの流入が加速した。

累計登録アカウント数で見ても、その勢いは数字に表れている。

時点累計登録アカウント数
2019年12月(漆黒発売直後)1,800万
2021年4月2,200万
2021年12月(暁月発売)2,500万
2022年10月2,700万
2024年1月3,000万突破

約5年で倍近くに増えたこのカーブ、漆黒〜暁月期の盛り上がりがそのまま出ている。

漆黒スタート勢の「あるある」

漆黒からFF14を始めた人には、独特の体験が刻まれている。

「暁月のフィナーレ」のパッケージを買えなかった

2021年12月、暁月のフィナーレ(漆黒の続きとなる最新拡張)が発売されると同時に、サーバーがパンク。接続過多が続いたため、スクウェア・エニックスは2021年12月16日にパッケージ版・ダウンロード版の販売を一時停止するという前代未聞の事態が発生した。発売日に買おうとしたら「販売停止」と表示されて呆然とした漆黒スタート勢は全国にいる。

コロナ禍でずっとFF14してた

漆黒の発売が2019年7月で、その後すぐコロナ禍に突入した人も多い。外出自粛の2020〜2021年、ソーシャルディスタンスなんて概念がなかった頃のエオルゼアにずっといた記憶は、漆黒スタート勢の共通財産に近い。「あの頃ほどFF14にいた時期はない」という感覚は、ある年代のプレイヤーにとってはリアルだ。

「え、5.3改修前のメインクエを知らないの?」問題

メインクエストはパッチ5.3(2020年8月11日)と6.1で改修が入っている。改修前と後では体験できるストーリーの細部が異なり、「あのイベントシーン知ってる?」「え、そんなのあったの?」という会話が定期的に発生する。漆黒スタートのタイミングによっては、旧バージョンのシーンを体験していたり・していなかったりする。

黄金スタート勢の「あるある」

2024年7月2日に発売された黄金のレガシーから始めた勢は、また別の「当たり前」を持っている。

新生から始めたらコンテンツ量が多すぎる

FF14は「新生エオルゼア」から始めるゲームで、そこから蒼天・紅蓮・漆黒・暁月と6年以上分のメインストーリーを追いかけないと最新コンテンツに辿り着けない。黄金のレガシーを見て始めた新規プレイヤーが「メインクエスト終わるの何ヶ月かかるの…?」とフリーズするのは、もはや定番の通過儀礼になっている。

「ヒカセン(光の戦士)が主役」って聞いてたのに

黄金のレガシーのメインストーリーは、新主人公キャラクター「ウクラマト(コミュニティでは「ラマチ」の愛称でも呼ばれる)」が中心に据えられており、漆黒で「自分がヒカセンとして全部引き受けた」という体験をしたプレイヤーとは、ストーリーへの入り方がかなり違う。「FF14って自キャラが主人公って聞いたけど?」と感じた黄金スタート勢は少なくないはず。

「昔はもっと大変だったらしい」伝説

漆黒スタート勢が「ルーキー向けサポートって今の方がずっと充実してるよ」と言うと、黄金スタート勢は「え、昔どんな感じだったの?」となる。便利になった部分を当たり前として知らない黄金スタート勢は、ある意味で恵まれた環境でスタートしている。

どちらも「同じゲームを愛している」

スタート時期が違えば、積んできた記憶が全然違う。2024年1月に3,000万アカウントを突破したFF14には、それだけ多様なプレイヤー層が集まっている。

「漆黒の○○が最高だった」「黄金の○○が好き」——語り合うと世代ごとに話が噛み合わないこともある。でも「FF14が好きで今もやってる」という一点だけは、全世代に共通している。まあそういうゲームなんだよな、FF14って。

自分はいつスタートした勢? そしてどこが「当たり前」として刷り込まれてる? ログインしながら考えてみると、ちょっと面白い。

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